青森県黒石市山形地区・・・・
津軽こけし館でのある日・・・・
『なんがさネばマネ!!』
とエンピツと紙ッコ握ったワゲモノ達の話ッコ・・・
「みんなして、ケッパって全国さワんどの街くろいし発信するべし!」中野もみじ山や温泉郷など観光資源が豊富な黒石市山形地区の民家や旅館に、手書きの広報紙が届けられた。
冒頭は記事の一節。
発行するのは、20歳代中心の若手5人。
同地区の活性化協議会メンバーらで、津軽こけし館に観光拠点プロモーション事業部を立ち上げた。
広報紙は事業の第1弾で、名称は「ワゲモノの嵐」。
同山の異称「小嵐山」に掛け、新しい嵐を巻き起こそうとの意欲を込めた。
取材から紙面編集まで自前でこなし、各観光施設の取り組みや話題、「もてなしの心」を実践する地元住民を紹介した。
その一人は「(掲載され)有名人になってしまった」とはにかんだとか。
発行予定は800部手作りにこだわり小学生の協力を得ながら1部ずつ色鉛筆で彩色した。
津軽弁の文体も併せ、郷土色豊かなぬくもりを演出する。
インターネットを通じた全国へのPRにも携わる予定だが、スタッフの1人は「まず地元の人に地元のことを知ってもらいたい」。
編集後記の「何かしねバマネ!」の一言が決意の固さを感じさせる。
陸奥新報冬夏言6月10日記事